NATIONAL GEOGRAPHIC EDITORS’ FAVORITES
世界基準の厳格なルール
目次
National Geographic(ナショナルジオグラフィック)は、世界180カ国に、850万人の読者を擁する世界的なビジュアル・マガジンです。その通称「ナショジオ」の「Your Shot Photo Community」で筆者の1枚の作品がEditors’ Favariteに選出されました。今回でナショジオの審美眼に適った作品は合計6枚目となりました。
専門性と汎用性の狭間で
以前、お世話になっている、竹を割ったようなご性格のあるアートギャラリーのオーナーに、「ふたみんは何でも撮れるけど、このままじゃ器用貧乏になってしまうかもしれないよ。そろそろテーマを固めても良いのじゃないかな」と助言頂いたことがあります。ずっと心に残っていました。ある特定のテーマで撮り続けることと、汎用性を高めることは相反します。私のことを考えてくださった上での進言であることはよく理解できています。ありがたいですね。ただ、今もその狭間で揺れています。
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抽象化された白黒写真での初選出
色彩の無い光と影の世界。見えるものは本質。イマジネーションが掻き立てられる単色の白黒写真(モノクローム)でナショジオに選出されたのは初めてとなりました。それゆえ、体験できたことは、今までのように後進というにはおこがましいですが、同じ写真が好きで繋がる方に、この「FUURYUU / 風流」内で記事を書きアウトプットし価値を共有できれば良いなと考えています。
EDITORS’ FAVORITES
CITY TRAVELER
Tokyo is the capital city of Japan. You can exploring for exciting city scenery. And the black and white world is beautiful.
最後に
私は心が穏やかになれる自然・風景が好きです。テクノロジーに溢れた都市生活も好みます。日本の歴史・伝統文化は生涯の中で撮り続けてゆきたいと考えています。欲張りなのかもしれません。だけれども、それが私という人間です。もしかしたら、それが自分にしかできない表現スタイルなのかもしれません。
2017年5月に2枚の作品がナショジオでEditors’ Favariteに選出されました。2ヶ月連続で世界のプロ・アマ問わず切磋琢磨しあう場所で、「自然」と「都市」をテーマにした作品で選出率0.6%の難関に入れたのは嬉しく思います。これからも、先人の手引きをありがたく感じながら、テーマ選定による深さを意識しつつ変化しながらも自分の作風を掴んでゆきたいと考えています。