国際写真家展覧会 ”ピープル&ウィンター 2017”のお知らせ / Blank Wall Gallery (ギリシャアテネ)
人と冬
目次
2017年11月17日(金)~11月30日(木)まで、ギリシャアテネの「Blank Wall Gallery」(ブランクウォールギャラリー)で、1枚の作品が展示されることになりました。世界各国から送られた国際写真家達の”ピープル&ウィンター”による展覧会です。目が肥えている海外のアートフォトギャラリーで作品を飾って頂けるのは、六回目となり今期最後となりました。この記事ではギャラリーと展覧会についてご紹介致します。
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Photography Exhibition “People & Winter”
困難な競争を勝ち抜いた世界中のアートフォトの中から、筆者の胸に響く作品を幾つか掲載致します。1枚の写真の中に人物が含まれると、よりストーリーを想像しやすくなりますね。
Phillipa Frederiksen # Australia
国際写真家展覧会”ピープル&ウィンター”概要
Winter is a season you either love or hate. Nature and scenery are amazing, but the conditions of life can prove to be very difficult. Everyday life can differ a lot, it can become very harsh. At the same time what you see in nature is trully beautiful; some times you cannot believe in your eyes and this is always depicted into a photograph by the artists. The beauty of the landscape and the joy of the children as they play with the snow come in contrast with the difficulty the fulfilment of everyday chores can have. This is the interesting aspect of the season and what it is trully worth to be seen.
冬はあなたが愛しているか憎んでいる季節です。冬の自然や風景は素晴らしいですが、人生の条件としては非常に困難であることがわかります。毎日の生活は大きく異なりとても厳しいものになります。それと同時に、あなたが自然界で見るものは極めて美しいものです。時にはあなたはいつものあなたの目を信じることができないこともあります。これは常にアーティストによって写真に描かれています。景色の美しさと子供たちの喜びは雪で遊んでいる時とは対照的に日々の充足には困難があります。これは、季節の興味深い側面であり、それを見る価値があるものです。
Blank Wall Galleryについて
Being photographers ourselves, we have realized from our own experience that there are very few galleries exclusively addressed to photographers, although there is such a need. So, in 2014, we decided to create a space in order to give photographers, worldwide, the opportunity to present their work and become known to an audience outside their country of origin.
Our aim is to organize 1 group exhibition per month, presenting more than 70 photographs with original and inspired work each time. Additionally, we would like to give the viewers the chance to get to know as many photographers as possible through their solo exhibitions. We hope that we will succeed in stimulating the viewers and presenting new trends and ways of expression in photography and that our name will be a synonym to innovation in this area.
カメラマンは作品を発表する場所が少ないと考えてきました。ゆえに我々は2014年から世界に自分の仕事を提示し、出身国以外の聴衆に知られるようになる機会をカメラマンに与えるためにスペースを作成することを決めました。我々の狙いは1ヵ月につき1つのグループ展示を組織することです。
そして、毎回インスピレーションのある70枚以上の写真を発表します。その上、鑑賞者に彼らの単独の展示を通してできるだけ多くのカメラマンを知るようになる機会を与えたいです。鑑賞者を刺激して、新しい傾向と写真撮影の表現の方法を提示することに成功する、そして、この試みが地域での革新への同義語であることを願っています。
会期
会 期 2017年11月17日(金)~11月30日(木)
会 場 Blank Wall Gallery
55 Fokionos Negri Street 11361 – Athens – Greece
[p] +30 211 4052138 / [m] +30 694 3868 124
火曜日、水曜日、木曜日、
金曜日:午後3時30分午後9時まで
土曜日:午前11時30分午後2時まで
日曜日 – 月曜日:定休
(リクエストに応じて利用可能プライベートの予定)
アクセス
最後に
いつもは「世界中の写真家の○○枚の中から選択されました」と連絡が来るのですが、今回は枚数に関する文面は無かったので、おそらくちょっと難しいテーマだったのかも知れませんね。
現代の日本の冬では、クリスマスを祝い、除夜の鐘を聞き、神社へ初詣をするというお茶目な国民性を持った、ハイブリッドな人々の姿を見ることができます。節操がないとも言えるかもしれませんが、宗教的寛容のある社会の方が暮らしやすいと考えます。
それゆえ、大雪の日には古来より続く伝統や歴史の中で生きる人々に触れてみたいと感じたゆえに撮影した1枚です。吹雪の中でも、颯爽と歩く巫女さんの奉職中の姿はとても美しいものでした。ヨーローッパの人々にも、神道という宗教の垣根を越えて、日本により興味の持てる1枚のアートフォトとして捉えて楽しんで貰えれば嬉しいですね。
古来からの日本も、ハイブリッドな現代の日本も撮りたいものばかりです。困ってしまいますね。今後も自分の好きを見つめながら楽しんでゆきたいなと思います。