こうして私は、2011年に写真家になる決意を固めました
写真家へのきっかけ
目次
3.11以降、傷ついてしまった日本のイメージを取り戻す。カメラを手に取り共有知(シェア)で世界へ発信する中で、筆者が写真家を目指すきっかけとなった1つの物語をご紹介します。2014年3月11日にGoogle+にて書いた記事です。2015年3月現在でも、この1枚は国内・世界の人々の心に届き共有数もNo.1となっています。
3.11 東日本大震災
日本が悲しみに暮れた日。深い絶望感に襲われた私は、 個人の力によって何かできないかと模索していました。 「助けたい、何とかしたい」 。その中で辿り着いた私の答えは、写真(クリエイティブ)の力で傷ついた日本のイメージを取り戻すことでした。
その当時はカメラも持っておらず、もちろん技術や撮影ノウハウも何も持ちあわせてはいませんでした。語学力もまだまだ発展途上段階です。 個の力なんてしょせん弱いものだと、ネガティブな考えに負けてしまうこともありました。しかし、あれから3年。
「東北を、私たちの日本を何が何でも支え続けたい」と応援する想いを持った方々と一緒に、1人のフォトグラファーとしてGooogle+を舞台として活動してきました。
私は、これからも写真(クリエイティブ)に、日本復興への想いを繋げ、あなたと一緒に応援してゆきたいと願っています。日本は世界で唯一、2000年以上維持している国。そのような国は世界のどこにもありません。私は大和の民の、過去・現在・未来を信じ誇りに思っています。
The Reason Why I Became A Photographer – 3.11
March 11, 2011 is the day when earthquake off the Pacific coast of Tohoku occurred – the disaster which threw everyone in Japan in deep sorrow.
I was searching for the way I could do personally to be of some help. My answer was “recovering the image of Japan through the power of photography.”
At that time I didn’t have a camera. Of course I didn’t know any photographic techniques or skills either. I couldn’t speak English to convey my thoughts to the world.
Sometimes I was depressed thinking that there were not many things I could do personally. However I have been doing what I can as a photographer mainly here on Google+.
Three years has passed.
My hope to restore Tohoku, Japan through the power of photography has never changed. With a proud of being a citizen of Japan, I would like to keep supporting Tohoku.
最後に
4年目となり、ふと自分の進んできた道のりを振り返ってみると、カメラや写真のことなんてまったく分からなかった普通の兄ちゃんが、一生懸命写真の世界に触れGoogleからCool Japan on Google+の4月スタートアップメンバーとして参加依頼が届き、日本の魅力を自分のできる範囲で世界へと届けてきました。
すると、いつのまにか「東京25区」写真展に憧れている方からお誘いいただき、写真展の際にお会いしたGoogleの社員さんには、「二見さんはクールジャパンのエースです」と仰っていただけるまでになりました。「日本の写真文化を海外へ」という写真展にも1人のフォトグラファーとして参加することもできました。
2011年東日本大震災が起きてしまった際の、世界の人々に人気のあるTumblr(タンブラー)では、日本やJapanと検索すると、もうこの世の終わりのような写真ばかりでした。胸が張り裂けそうでした。「こんな姿が本当の日本ではない必ず復興させると共にイメージを回復させたい」と願い行動してきた筆者の熱意の花はほんの少し咲いてきています。
しかし、まだまだ道半ばです。もっと写真でできることはたくさんあります。当初の想いと新しい目的を、感化し合える同志と共に具現化してゆきたいなと願っています。
藤原 智子
桜の写真があまりにも美しい事と、震災後の吹き出てくる思いに共感しました。日本は必ず世界を救う。根拠なく言い続けてきた事が、今どんどん現実となってきました。微細な感覚、感情を持つ私達は必ず世界を救うと信じています!電子機器が苦手なので、必要な事柄しか検索しないのですが、急に「写真家」と検索する気分になり、お写真、文面を拝見することとなりました。私も日々お花や自然の写真を撮り、つらつらと取り留めのないメッセージをインスタグラムなどに載せています。また時々訪問させて頂きます。出会いに感謝します。
Masahiko Futami
藤原様。はじめまして。丁寧なメッセージを頂き嬉しく思います。お手すきの際にでも、「FUURYUU / 風流」WEBサイトの写真や記事をお楽しみ頂ければ幸いです。ありがとうございます。