ご紹介、私が写真展・美術展に行く3つの理由
御好
目次
「私はなぜ写真展・美術展に行くのだろうか?」と、ふと考えてみたくなりました。クリエイティブの空間へ意欲的に足を運ぶようになったのは、写真家・フォトグラファーとして時間を重ねたかったからです。写真は、「撮影技術」と「感覚・感性」の表現力によって示されます。自分自身のテクニックとマインドが融合した際に、感動を記録することができるのだと考えています。それでは3つの理由を書き上げてみよう。
理由1.1流・本物を知るため
昔から「1流は1流を知る」と言われています。写真やアートの世界で長期間活動し高く結果を出しているなかで、人格や人望も兼ね備えた人が私が定義する「1流・本物」の人です。写真展・美術展に足を運ぶ最大の理由は、その方の作品が好きだからです。その場所に足を運ぶことで、より身近に感じてみたい、お人柄に触れてみたいと考えるためです。
「この作品をどういう意図で撮ったのだろうか」、「どうしてこの作品を選んだのだろうか」など思いを馳せたり、自分の考えを重ね合わせたりするなかで自然と共感して引き込まれるひとときが好きなのだろうと思います。作品を楽しむと同時に技術や感覚・感性を磨けるのが魅力的です。
理由2.自分の写真を見つめ直すことができるため
写真を見つめ直すということは、自分自身を再確認するということです。「いったい、どのような写真に自分の感覚・感性は胸がときめき、ワクワク・どきどきした気持ちになるのだろう」、「胸にグッとくる一瞬とはどのような情景だろう」 など、写真展・美術展で様々な作品に出会うことによって、新しい刺激を得て「自己との対話」が進めやすくなるのです。その場所で写真家として気づきや学びを得られることが何よりもの財産となります。
理由3.写真が好きだから
遠い過去の記憶を思い返してみれば、私は少年時代から何かを作ること(クリエイティブ)が大好きでした。兄弟の中では唯一センスがあると言われ、夏休みの宿題には多くの時間をかけて、カエルの絵の工作や猫の絵やハムスターの迷路版などを作り上げてきました。それは他者から与えられた好きをなぞっているのではなく、本当の好きだからこそできたことだと思い返します。
少年時代からの好きを探求
いま現在は、写真という世界のなかで幼少期から続く想いを具現化しているのだろうと思います。私は何より写真が好きなのです。写真は私にとって自分自身をワクワク・どきどき楽しませてあげることができ、なおかつ、その気持を他者へも届けることができることが幸せなのです。きっと、写真展・美術展に行けば、その当時の想いを持った人や作品と出会えるはずゆえ足を運び続けているのかも知れませんね。
最後に
多くの方は、いままで写真展・美術展は何か難しいもののように考えていたかもしれない。なぜなら、すましている美術館やえらそうな写真展など権威性を強調した小難しい場所も多いからです。しかし、中には無意識の世界につなげてくれる素晴らしい出会いがあります。
撮影技術や表面上のテクニックなどばかりを求める浅はかさではなく、その作品から何かを無意識に感じられるよう、深層心理に深く刻めるよう、今後も私は写真家として素敵な作品を見に写真展・美術館へ向かうのだろうと思います。