写真作家としての2017年度(平成29年度)の活動報告
写真表現 / 刊行物のご案内
目次
「FUURYUU / 風流」では、私に関わってくれたあなたや皆様に、写真や記事を通し価値を提供することを目的に2014年度(平成26年度)から、「日本の雅やかで優雅な風流の趣を世界の人々へ」を行動基準として企画・運営しております。写真作家 / フォトアーティストとしての2017年度(平成29年度)の主な活動内容をハイライトとしてご紹介いたします。
平成 29 年度 3 館共通年間パンフレット
名古屋・徳川美術館様、名古屋市蓬左文庫様、徳川園様
近代的設備を備えた画期的美術館としてヨーロッパの建築界にも紹介され、近世武家文化を体感できる「名古屋・徳川美術館様」「名古屋市蓬左文庫様」「徳川園様」による日本語と英語の3館同時パンフレットの表紙にご採用いただきました。
名古屋・徳川美術館様 『Aichi Brand Collection 2017』
東京南青山の出版会社「サイバーメディア」が発刊する日本全国都道府県の高級旅館・ホテル、料理店、インテリア、住宅建築、専門店など様々な業種の一流店を掲載しているブランディングマガジンにて「名古屋・徳川美術館様」にイメージ撮影 (外観、内観、展示作品)を多数ご採用いただきました。
名古屋・徳川美術館様 名古屋駅名鉄バス乗り場新設看板内写真
「名古屋・徳川美術館様」に「名古屋駅名鉄バス乗り場新設看板内」の写真にてイメージ撮影 (外観、内観、展示作品)を3枚ご採用いただきました。
JR東日本グループ 株式会社びゅうトラベルサービス様
旅するメディア びゅうたび
JR東日本グループ 株式会社びゅうトラベルサービス様が手掛ける「旅するメディア びゅうたび」にて、南房総撮影紀行の撮影と記事執筆を担当させて頂きました。
2017年度に参加した写真展・美術展
東京都美術館 / 第 15 回 ZEN展 (自然と禅)
東京都美術館で開催された「ZEN展 (自然と禅)」に2枚の作品を出展いたしました。後援は駐在韓国大使館 韓国文化院とドイツ連邦共和国大使館です。2018年は銀座選抜展に出展予定です。
国際写真家展覧会 ”モノクローム 2017”
確かな目を持つヨーロッパのアートフォトギャラリー「Blank Wall Gallery (ギリシャ・アテネ)」にて、一色だけで描く国際写真家展覧会 ”モノクローム 2017”に、世界各国の優秀な写真家の2,000枚の作品の中から選出され参加しました。
国際写真家展覧会 ”ファイン・アート 2017”
ギリシャ・アテネのBlank Wall Gallery (アートフォトギャラリー)にて、続けて”ファイン・アート(純粋芸術)”写真展に国際写真家400人の作品の中から選出され参加しました。
国際写真家展覧会 ”トラベル 2017”
眼識に優れた海外のアートフォトギャラリー「Blank Wall Gallery (ギリシャ・アテネ)」にて、世界中の写真家から送られた900枚以上の中から選ばれた国際写真家による展覧会 ”トラベル 2017”に参加しました。
国際写真家展覧会 ”ブラック・アンド・ホワイト 2017”
「Blank Wall Gallery (ギリシャ・アテネ)」にて、世界各国から送られた1,000枚以上の中から選択された国際写真家達の”ブラック・アンド・ホワイト 2017”に選出され参加しました。
- 国際写真家展覧会 ”ブラック・アンド・ホワイト 2017”のお知らせ
- ギリシャ アテネ国際写真家展 「ブラック・アンド・ホワイト 2017」 展覧会カタログ
- ギリシャ発アートフォトを愛する表現者・鑑賞者による白黒写真展 展示風景
国際写真家展覧会 ”ランドスケープ 2017”
ギリシャ・アテネのアートフォトギャラリーで作品を飾って頂けるのは三期連続五回目となりました。1,500枚以上の中から選択された国際写真家達の”ランドスケープ 2017”による展覧会です。
- 国際写真家展覧会 ”ランドスケープ 2017”のお知らせ
- ギリシャ アテネ国際写真家展 「ランドスケープ 2017」 展覧会カタログ
- 西洋美術史の礎を築いた神話の国ギリシャアテネの風景写真展 展示風景
国際写真家展覧会 ”ピープル&ウィンター 2017”
困難な競争を勝ち抜いた世界中から集められたアートフォトが、ギリシャ・アテネで2週間展示されます。国際写真家達の”ピープル&ウィンター 2017”による展覧会です。
- 国際写真家展覧会 ”ピープル&ウィンター 2017”のお知らせ
- ギリシャ アテネ国際写真家展 「ピープル&ウィンター 2017」 展覧会カタログ
- 西洋文明の源流4000年の歴史を誇るギリシャ発「人と冬」写真展 展示風景
新しい価値を創出する美術館とアートフォトギャラリー
今年度も日本の私立美術館の草分け的存在である「名古屋・徳川美術館様」の伝統ある歴史の1ページに、写真作家として参加させて頂くことができました。私のこれからの活動に役立てて頂けるようにと、お心遣いを頂きわざわざ刊行物とメッセージを送ってくださったのです。美術や歴史など様々な分野での幅広い見識を持ち、審美眼の磨かれた学芸員様の意にかなったことはとても光栄な事でした。
さらには、先見性を持ちアートフォトの価値を正しく判断する力を備えたヨーローッパのアートディレクターが開催する国際写真家展に、幾度となく選出して頂けたのは貴重な経験となりました。ただ、表現者としてはまだまだ勉強することが多々あり、品格を与えて頂いている身分に過ぎない段階と認識しています。
2018年度(平成30年度)に向けた課題
全ての物事・事象は表裏一体です。表と裏、光と影、善と悪など”2つで1つ”で成り立っています。自分自身を認めてあげられる部分もあれば反省点も数多くあります。季節に合わせた撮影運用などは大きな課題ですね。それゆえ、「私とは何か、本当に魅せたいものは何なのか」を追求しながら来年度は下記を意識しながら時間を進めてみたいと考えています。
- 私は○○の写真家だと決めつけない。汎用性を重視し楽しみながら撮りたいものを撮る
- 多くの枚数ではなく「記憶に残る1枚」「たった1枚」を求めて行動を繰り返す
- 写真作家としての世界観を表現する10枚~20枚の3つのポートフォリオを用意する
最後に
日本の歴史深い美術館とヨーローッパのアートフォトギャラリー。気が付けば確かな目を持つ両者から評価して頂ける表現者の段階に進むことができました。SNSに写真を上げるのは億劫になってしまっていますが、昨年よりも撮影技術や表現力や人間性・精神性を高く伸ばすことができているのかなと感じられるのは嬉しいですね。
しかし、まだまだです。写真を通してできることややりたいことはたくさんあります。これからも楽しみながら、私に関わってくださった方々にもっともっとお喜び頂けるよう、写真作家、1人の人間として成長し「FUURYUU / 風流」へ良質なアウトプットをしてゆきたいなと考えています。ともに写真表現を楽しんでいけたら素敵ですね。