理想の写真の撮り方・心に響く被写体(撮影対象物)の探し方
内側からの表現
目次
被写体選びは「魅せる写真撮影テクニック」において必要不可欠です。決して大げさではなく、どれだけ自分自身の内側を知り表現につなげることができるかも、他者に届けることができるかも被写体選びにかかっていると言っても過言ではありません。そこで、本日は、理想の写真を撮影するための「心に響く被写体(撮影対象物)の探し方」の技術を詳しくご紹介します。
1.色彩から選ぶ
私たちの生活は色に囲まれています。いろどりの色彩は人の心の働きに大きな影響を与えています。色彩の作用を知っておくことで、写真を通しより人々に想いを伝え届けることが可能となります。各色から感じる心理や生理的な影響を考えてみるのも面白いですね。
1-1.赤色
1-2.青色
1-3.黄色
1-4.緑色
2.被写体の種類から選ぶ
心を通じ合わせたポートレート撮影は笑顔にグッときます。チャーミングな動物やペットを撮影すれば気持ちがほっこりします。色鮮やかな可憐な草木の撮影は開放感が生まれることでしょう。あなたは撮影から何を感じたいですか? 人物・動物・植物など被写体を考えながら撮影していくことで、新たな楽しみ方や表現が生まれるはずです。
2-1.人物・ポートレート
2-2.動物・ペット
2-3.草花
2-4.料理・食べ物
2-5.文化・歴史
3.テーマから選ぶ
「身近な日常にある喜びを撮りたい」。すると町の風景や人々の営み、お祭り、よく行く公園などをテーマとして撮影してみようかなという考えが生まれます。テーマ写真は時間をかけて撮影します。創作意図や課題をハッキリさせておくことで魅力的な写真表現となります。時間の流れを表現することに向いており写真展や写真集などで多く見かけることができる作品群です。
3-1.春 / 日本の春夏秋冬
3-2.夏 / 日本の春夏秋冬
3-3.秋 / 日本の春夏秋冬
3-4.冬 / 日本の春夏秋冬
4.プロジェクトから選ぶ
撮影を繰り返していく中で偶然の出会いもあれば、狙って撮影する場合もあります。記憶に残る1枚を撮影するためには、自分自身のことを深く知る必要があります。あなたはどのような情景や瞬間に胸が打たれるでしょう? きっと、答えは外ではなく内にあります。
4-1.働く姿
4-2.出会い・別れ
4-3.大切な家族
4-4.自己を表現するセルフィー
5.感覚・感情から選ぶ
私たちは生きていくうえで様々な体験をします。ワクワク・どきどきするような映画を見て感動したり、いつも支えてくれる周りの人に感謝を感じたり、はたまた人に悪口を言われて悲しくなるときもあります。写真は撮り手の想いを届けますので自分がこう感じた、またはこのように感じて欲しいを伝えるのに自分の感覚・感情から選ぶのは個性を強く表現できます。
5-1.胸のときめき
5-2.穏やかな気持ち
5-3.繊細さ
5-4.遠い懐かしさ
5-5.洗練されたカッコ良さ
最後に
風景・自然写真だけを専門に撮影している人もいれば、動物を中心に撮影している写真家もいます。1つの被写体に固定しエネルギーを向けるメリットは奥深さを表現できることです。しかし、固定することによって可能性を狭めてしまうデメリットも備えています。ここは難しい判断ですね。撮影技術を伝える情報源は多くあります。
しかし、撮影者の喜びや幸せにフォーカスした被写体選びについては見かけることはありませんでした。それゆえに記事として執筆しました。撮影をはじめたばかりの頃は色々な被写体を撮影してみるのが良いですね。その中で探求したい対象が生まれてくるはずです。人の真似や受け売りではなく、あなたの内面から表現される写真を楽しみにしています。