作品を世界に届けると表現者として審美眼や美的センスが磨ける
美を的確に見極める能力
目次
常に良い物を本物を見ていくために。とっておきの1枚を撮影するためには新しい価値観や異なる視点に触れ続けることが肝心だと考えます。“審美眼”というと、あなたはどういうものを思い浮かべるでしょうか。おそらく、大半の人は多くの人間が美しいと感じるものを見極める能力を審美眼と感じているかもしれません。この記事ではその審美眼についてわかりやすくご紹介します。
審美眼を磨くために
人の記憶に残る1枚とは「国」や「文化」や「人種」や「宗教」を超越したものです。日本で培った感覚を世界へ届けるためには、世界の人々の価値観や物事の見方を感じる必要があります。ですので、審査制写真サイトを活用し時間を進めてきました。筆者は1人の日本人、1人の写真家としての感覚・感性を生かし広めてゆきたいと考えています。それゆえ、このメディアは「FUURYUU / 風流」と名付けています。
1.FINEART-PORTUGAL
ファインアートはポルトガルの審査制写真サイトです。筆者は「シティー・トラベラープロジェクト」として都市・景観や人々の暮らしを撮影しています。写真を投稿しキュレーターに審査して貰うことで、どのような作品が好み選ばれるのか感覚を磨いてきました。
2.PODIUMFOTO
ポディウムフォトもポルトガルの審査制写真サイトです。こちらでは日本の「春夏秋冬(風景・自然)」、「日本の文化・歴史」の作品を投稿するようにしています。目利きや物事の見方を学ぶためにも各メディア事に投稿する写真を変えていくのも1つの楽しみ方ではないかなと感じています。
3.VOGUE
ヴォーグは世界的なファッション雑誌ですので優れた審美眼を期待できます。イタリアの審査制写真サイトとなります。街を撮影することは同時に人を撮影することでもありますので、ヴォーグでは洗練された都市生活や人々の暮らしを「ストリート」の作品として中心に投稿しています。
多面的な視点
美しいとされるものは「文化的」・「歴史的」・「政治的」・「宗教的」に発生しています。現在はインターネットで世界が狭まり個々で繋がることが可能な時代となりました。これからは世界の人々の価値観も液体のように溶け混ざり合っていくのだろうと思います。ただ、まだ国が異なれば審美眼や価値観は大きく異ることを感じています。
例えば、筆者は日本の神社や仏閣に神聖な魅力を抱きますが、神道や仏教を理解できていない違う国の人から見ればエキゾチックであったり不思議であったり感じ方が異なってきます。そこには前述した文化的な背景などがあるのですね。世界の価値基準を知るためにも審査制写真サイトやSNSは有効な役割を担っていると考えます。
ポートフォリオを制作する上で
筆者は全て無料アカウントで作成しています。有料の場合には作品の並び替えができる場所もあるかと思いますが、多くの審査制写真サイトでは基本的に無料アカウントでは行うことができません。ですので、あなただけの世界観を表現するためには作品をアップする順番も考えられて進めてゆかれるのが良いかなと思います。
ポイント
- 作品を投稿する順番も世界観を表現する1つの手段として審査に出されるのが良いですね
- 提出後は「タイトル」「紹介文」「タグ」の変更ができないためチェックしてから審査に出しましょう
最後に
筆者と同じように世界の価値基準を感じてみたいという方は「世界標準の写真家向け国内・海外無料審査制写真サイト12選まとめ」をご覧ください。審査制写真サイトですから全ての作品が受かるわけでもなく、自信作であっても簡単に落とされてしまう場所ばかりです。ですが、その積み重ねによって色々な気付きを得ることができるはずです。筆者も日々の生活を潤すためや自分自身をワクワク・どきどきするために撮影を続けています。きっと、あなたも同じことと思います。撮り手が楽しむことがなにより重要だと考えています。これからもその延長として共に日本の魅力を世界へ届けるために頑張ってゆければ素敵ですね。